理想のビジネスマンということについて、私は、いつも次の三つのことをあげている。それは「一、節度のある人間一、他人の痛みのわかる人間一、問題意識を持つ人間」これである。問題意識を持つ人間ということは、煎じつめると、ヤル気のある人間ということである。現代はいわば、一種の壮大な転換時代に際会している。たとえば、これからは多品種少量生産の時代だという。重工業に象徴された長大重厚産業から、小まわりの利く軽薄短小の中小企業時代だという。
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それは消費者の階層化・分化がはじまり、消費者のニーズが多様化し、企業はそれに応ぜざるをえなくなった。それは、いわゆる大衆社会が分衆社会に入ったことを意味する。たとえば、流通業界におけるPOS(pointofsales)の導入である。一定の日時における好かれ商品(売れ筋)、嫌われ商品(死に筋)をコンピューターではじき出すシステムだが、POSでは過去から現在までの売れ筋、死に筋はわかっても、現在から将来にわたって、何が売れ筋かはわからない。したがって、もし、いま並べている商品だけについてPOSの結果に頼っていると、なるほど商品の流通は好転するが、将来への見通しはなく、拡小再生産におちいる危険性もある。そこで大切なことは、将来の売れ筋を探し出すカンである。この場合、カンは問題意識となる。時代は変わる。変わる社会を乗り切るためのカギは問題意識で、それは企業活性化のキーということができる。ビジネスマンよ、問題意識を持てというわけである。会社のマナーを身に付けたいビジネスマンに、日創研が開催しているスキルアップ講習が一押しです。